マンハッタンとオールドファッションドの違い|ウイスキーカクテル比較
長年にわたりカクテルメニューを彩ってきた、オールドファッションドとマンハッタン。どちらも時代を超えて愛され続けるクラシックカクテルです。
その理由も納得できるもの。シンプルな材料でありながら、奥行きのある複雑な味わいを持つこの2つの洗練されたカクテルは、1800年代から世界中で親しまれてきました。どちらもウイスキーを主役にしたカクテルで、幾重にも重なる味わいを楽しみたい人にぴったりの一杯です。
オールドファッションドとマンハッタンには共通する要素がある一方で、それぞれに異なる魅力があります。ここでは、マンハッタンとオールドファッションドの違いを詳しく見ていきましょう。
マンハッタンとは?
その起源は1880年代までさかのぼるとされる、時代を超えて愛されるクラシックカクテル。ニューヨークのマンハッタンクラブで誕生したといわれています。
ニューヨークの街のスピリットを体現するようなこのカクテルは、ウイスキー、スイートベルモット、そして数ダッシュのアロマティックビターズでつくられます。その味わいは、まさにその名を冠した街のように、力強く、自信に満ちた一杯です。
伝統的にはライウイスキーやバーボンを使いますが、シーバスのマンハッタンでは、これらの代わりにブレンデッド・スコッチウイスキーを使用。ショートで力強いクラシックカクテルに、よりリッチでフルーティーな味わいをもたらします。
マンハッタンの魅力のひとつが、そのアレンジの幅広さ。自分の好みに合わせて材料の比率を調整できます。より甘めが好みならベルモットを少し増やし、より力強い味わいを求めるならウイスキーを増やしてみましょう。マラスキーノチェリーを添えれば、夜を楽しむのにぴったりの一杯の完成です。
オールドファッションドとは?
カクテルづくりの原点に敬意を表した一杯、それがオールドファッションドです。ウイスキー、砂糖、ビターズ、オレンジというシンプルでありながら洗練された組み合わせでつくられる、ウイスキー愛好家なら一度は味わいたい象徴的なカクテルです。
そのルーツはカクテルの黎明期にまでさかのぼり、1800年代のケンタッキーで誕生したといわれています。それ以来、数え切れないほどのアレンジが生まれてきましたが、4つの基本要素は時代を超えて受け継がれています。
ショートで力強いスタイルのオールドファッションドでは、ウイスキーが主役。材料はシンプルでありながら、その分、味わいには深い奥行きがあります。シーバスリーガル 18年が持つ85種類のテイスティングノートが、このクラシックカクテルにふさわしい複雑さをもたらします。
マンハッタンとオールドファッションドの主な違い
では、マンハッタンとオールドファッションドの主な違いは何でしょうか?
どちらもウイスキーとアンゴスチュラビターズを使うカクテルですが、決定的な違いは甘みを加える材料にあります。
オールドファッションドでは、シンプルに砂糖やシロップを使い、ウイスキーの味わいをまろやかにします。一方、マンハッタンではスイートベルモットを使い、フルーティーでキャラメルのような風味を加えます。
グラスにも表れる、それぞれの個性
それぞれのカクテルが持つ個性は、提供されるグラスにも表れています。
マンハッタンは伝統的にマティーニグラスで提供されるのに対し、オールドファッションドはロックグラスで楽しむのが定番です。
エクストラ マンハッタン レシピ
Chivas Extra Rye Cask 50ml*
スイートベルモット 25ml
アンゴスチュラビターズ 2ダッシュ
チェリー(ガーニッシュ用)
すべての材料をロックグラスに入れ、氷を加えてステアします。氷をさらに加え、グラスの中をしっかりと満たします。
ステアする際は、グラスの外側が冷たく感じるところで止めることで、カクテルが薄まりすぎるのを防ぎます。
チェリーを飾って、完成です。
オールドファッションド レシピ
シーバスリーガル 18年 50ml
アンゴスチュラビターズ 2ダッシュ
シュガーシロップ 5ml
オレンジゼスト(ガーニッシュ用)
すべての材料をミキシンググラスに入れ、氷を加えて約20秒ステアします。
その後、大きめの氷を入れたロックグラスにストレインします。最後にオレンジゼストをひねって香りを添え、飾り付ければ完成です。
オールドファッションド カクテルのアレンジ
オールドファッションドやマンハッタンは、時代を超えて愛される定番カクテルとして確固たる地位を築いていますが、そんな人気の一杯にも、さまざまなアレンジが存在します。
フルーティーな味わいを楽しみたい方も、ミクソロジーの腕を試してみたい方も、ぜひこれらのオールドファッションドのアレンジレシピで、新たな一杯に挑戦してみてください。
ハニー・オールドファッションド
定番のオールドファッションドよりも、よりリッチで奥行きのある味わいを楽しみたい方におすすめなのが、ハニー・オールドファッションドです。
ショートで力強いカクテルに、はちみつのやさしい甘みを加えることで、より豊かな味わいに仕上げています。シンプルに作れる一方で、しっかりとした風味を楽しめるアレンジです。
フォレストフルーツ・オールドファッションド
オールドファッションド初心者にも親しみやすい一杯。ショートで力強いカクテルを、よりフルーティーに楽しみたい方におすすめのアレンジです。
オリジナルのオールドファッションドのスタイルを受け継ぎ、ショートでしっかりとした味わいはそのままに、一般的なシュガーシロップの代わりにブラックベリーシロップを使用。よりリッチでフルーティーな味わいに仕上げています。
シトラス・オールドファッションド
シトラスの爽やかさを加えることで、クラシックなオールドファッションドをひと味違った一杯に。定番のオールドファッションドを、より軽やかに楽しみたい方におすすめのアレンジです。
このアレンジでは、Lillet Blanc(リレ・ブラン)を加え、従来のアンゴスチュラビターズの代わりにオレンジビターズを使用。より印象的で奥行きのある味わいに仕上げています。
ポリ・オールドファッションド
より経験豊富なミクソロジストにおすすめの、オールドファッションドのアレンジです。
ギー・ウォッシュドしたシーバスリーガル 18年を使用することで、シーバスリーガル 18年が持つ85種類のテイスティングノートをさらに引き立て、より奥行きのある味わいに仕上げています。
ブラックペッパーとカルダモンのビターズが織りなす、繊細なスパイスのニュアンスが印象的な一杯です。
次にこの2つの魅力的なカクテルのどちらにするか迷ったら、両方の魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか?
まずはマンハッタンから始めて、続いてオールドファッションドを楽しんでみましょう。
*このブレンデッド・スコッチウイスキーの一部は、アメリカン・ライ・カスクでフィニッシュしています。